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DASP=帰国後スーパーの払い戻し手続き【2026年】対象条件・申請方法・65%源泉税率 – オーストラリアワーキングホリデーガイド

オーストラリアを離れる空港で荷物を持つワーホリの若者
ワーホリ中に積み立てたスーパーは、帰国後にDASPとして払い戻しを請求できます。

オーストラリアのワーキングホリデー中、雇用主はあなたの給与とは別にスーパーアニュエーション(退職年金)を積み立てています。この積立金は、ビザが失効しオーストラリアを出国した後に「DASP(Departing Australia Superannuation Payment=退職後オーストラリア年金支払)」として払い戻しを請求できます。ただしワーキングホリデーメーカー(417/462ビザ)に対するDASPには、通常のスーパー引き出しよりかなり高い源泉税率が適用される点に注意が必要です。この記事では、DASPとは何か、対象条件、申請方法、必要な情報、税率、そして「6か月ルール」によるATO移管まで、ATO(オーストラリア税務局)の公式情報にもとづいて解説します。税率や制度は変わることがあるため、申請前に必ずATO公式(ato.gov.au)で最新情報を確認してください。

DASP(帰国後のスーパー払い戻し)とは?

DASPは、一時滞在ビザでオーストラリアに滞在し働いていた人が、ビザ失効・出国後に、勤務中に積み立てられたスーパーアニュエーションを払い戻してもらえる制度です。ワーキングホリデー(417ビザ)やワークアンドホリデー(462ビザ)で働いた人も対象になります。給与とは別に雇用主が積み立てたお金なので、条件を満たせば帰国後に請求して受け取ることができます。(2026年7月時点・公式で要確認)

DASPを請求できる人の条件は?

ATOによると、一般に次のすべてを満たすときにDASPを請求できます。

  • 一時滞在ビザでオーストラリアで働き、スーパーが積み立てられている
  • そのビザが失効または取り消された(ceased to be in effect)
  • オーストラリアを出国している
  • 現在、有効なオーストラリアのビザを保有していない
  • オーストラリアまたはニュージーランドの市民、およびオーストラリアの永住者ではない

ワーキングホリデーで働いた元ワーホリの多くは、帰国してビザが切れた時点でこの条件に当てはまります。(2026年7月時点・公式で要確認)

DASPの申請方法は?どこから手続きする?

ATOの「DASP online application system(DASPオンライン申請システム)」から無料で申請できます。オンラインシステム自体の利用手数料はかかりません。おおまかな流れは次のとおりです。

  • ATOのDASPオンライン申請システムにアクセスし、個人情報を入力する
  • TFN(納税者番号)を入力すると、システムがあなたのスーパー口座を検索して表示してくれる
  • 表示された口座について、それぞれ払い戻しを申請する
  • システムが口座を見つけられない場合は、スーパー基金のABN(オーストラリア事業者番号)を使って手動で申請を追加できる

申請はオーストラリア滞在中に開始・保存しておくことができますが、提出(submit)できるのは、オーストラリアを出国し有効なビザを保有していない状態になってからです。基金は通常28日以内に申請を処理します(追加情報が必要な場合を除く)。(2026年7月時点・公式で要確認)

ノートパソコンでオンライン申請をする様子
DASPはATOのオンライン申請システムから無料で手続きできます(2026年7月時点)。

DASP申請に必要な情報・書類は?

申請にあたっては、次のような情報を準備しておくとスムーズです。

  • パスポートの発行国とパスポート番号
  • ビザの詳細(ビザの種類や状況)
  • TFN(納税者番号)。必須ではありませんが、入力するとスーパー口座を自動検索してもらえます
  • スーパー基金・口座の情報(基金名、基金番号、基金のクライアント識別番号、加入日など)。スーパーの残高通知書(statement)が参考になります

できるだけ多くの情報を用意しておくと、口座の特定と処理がスムーズになります。(2026年7月時点・公式で要確認)

ワーホリ(417/462)のDASPにかかる税率は?

ここが最重要ポイントです。ATOによると、2017年7月1日以降にワーキングホリデーメーカー(417/462ビザ保有者)に支払われるDASPには、65%の源泉税率が適用されます。これは通常の一時滞在者向けDASP税率より高い、ワーホリ専用の税率です。過去に一度でも417/462ビザを保有し、その期間に積み立てられたスーパーが含まれる場合、DASP全体(別のビザで働いて積み立てた分を含む)にこの65%が適用されます。この税額は基金またはATOが源泉徴収し、残額があなたに支払われます。(2026年7月時点・公式で要確認)

区分 DASP源泉税率
ワーキングホリデーメーカー(417/462ビザ)※2017年7月1日以降の支払い 65%

※上表はATO公式で確認できたワーホリ向けの税率のみを記載しています。その他のビザ区分の税率は本記事では扱いません。税率は改定される可能性があるため、申請前に必ずATO公式(ato.gov.au)で最新の率を確認してください。

スーパーが「基金保有」か「ATO保有」かで何が変わる?

DASPを請求する相手は、そのスーパーがどこにあるかで変わります。ATOによると、オーストラリアを出国しビザが失効してから6か月以内にDASPを基金から請求しなかった場合、基金はそのお金をATOに移管することがあります。移管後はATOがあなたのスーパーを保管し、あなたが請求するまで預かります(ATO保有スーパー)。基金保有分とATO保有分では請求の要件が異なるため、まずはオンラインシステムで自分のスーパーがどこにあるかを確認するのがよいでしょう。ATOに移管されても払い戻しを受ける権利はなくなりません。(2026年7月時点・公式で要確認)

貯金箱と豪ドル紙幣のイメージ
6か月以内に請求しないと、スーパーは基金からATOへ移管されることがあります(2026年7月時点)。

DASPを請求するベストなタイミングは?

DASPを実際に提出できるのは、オーストラリアを出国し、有効なビザを保有していない状態になってからです。申請の準備(情報入力・保存)は滞在中から始められますが、提出は出国・ビザ失効後になります。基金保有のうちにスムーズに受け取りたい場合は、出国後・ビザ失効後、6か月以内に請求を済ませておくと、ATOへの移管前に基金から直接受け取りやすくなります。スーパーやタックスリターンの全体像は、オーストラリアワーホリの税金・タックスリターン・スーパー【2026年】のハブ記事で解説しています。(2026年7月時点・公式で要確認)

DASPとタックスリターン・TFNの関係は?

DASP(スーパーの払い戻し)と、毎年の所得税のタックスリターンは別の手続きです。働いている間のスーパー積立や税金の基本はオーストラリアワーホリの仕事の探し方【2026年】最低賃金・TFN・労働者の権利で、TFN(納税者番号)の取得手順はオーストラリアのTFN(納税者番号)取得の完全手順【2026年】で解説しています。TFNはDASPの申請でスーパー口座を検索する際にも役立つため、ワーホリ開始時に取得しておくとスムーズです。

よくある質問(FAQ)

Q. ワーホリ(417/462)のDASPにはどれくらい税金がかかりますか? A. ATOによると、2017年7月1日以降にワーキングホリデーメーカー(417/462)に支払われるDASPには65%の源泉税率が適用されます。税率は改定されることがあるため、申請前にATO公式で必ず確認してください。(2026年7月時点・公式で要確認)

Q. DASPはいつから申請できますか? A. 申請の準備・保存はオーストラリア滞在中からできますが、提出できるのは出国し有効なビザを保有していない状態になってからです。(2026年7月時点・公式で要確認)

Q. DASPの申請に手数料はかかりますか? A. ATOのDASPオンライン申請システムの利用自体に手数料はかかりません。基金は通常28日以内に処理します。(2026年7月時点・公式で要確認)

Q. 帰国後に請求を忘れていたスーパーはどうなりますか? A. 出国・ビザ失効から6か月以内に基金へ請求しないと、基金がお金をATOに移管することがあります。移管後もATOに対して払い戻しを請求できます。(2026年7月時点・公式で要確認)

DASPの税率・要件・申請手順は改定されることがあるため、申請前に必ずATO公式(ato.gov.au)で最新情報を確認してください。

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